ハイヒールの危ないお話 Part 3:ハイヒール、姿勢とセクシーな歩き方

ハイヒールでセクシーな姿勢を得る?

「ハイヒールを履いてる女性は男性にとってもっともセクシーに見える」という事実はフランスでおこなわれた研究が証明しました [1]

ハイヒールのおかげで脚が長く、細く見えて、むねが前にずれて、大きくみえてるのはその理由の一つです。おしりも丸くなって、歩くときヒップが通常より大きく動いてますので、目立ってるのも男性にとって魅力てきです。

その上、テレビのCMでハイヒールを履いてる美人が多く、精神的にもハイヒールと女性の魅力がつながってきました。

しかし、ハイヒールできれいに立つ、歩くには結構な動力や知識が必要です。

ハイヒールの姿勢は自然な姿勢ではないですので、気を付けないと腰、背中、首回りなど、いろいろな痛みやコリが出やすくなります。
バランスがとりにくくなってるので足首と膝のけがの恐れもあります。

ハイヒールの影響で姿勢がどのようにかわってる?

ハイヒールを履くと重心が前にズレます。身体をまっすぐキープために、骨盤と背骨の位置もかわってきます。姿勢の変化には個人差がありますが、以下の三つのタイプがあります。

Type A:膝が多少曲がってて、骨盤が前かがみになって、腰椎のカーブが深くなって、おなかがでっぱってます。腰椎の脊柱前弯症と腰痛が起こりやすい姿勢です。身体に柔軟性がある得に若い女性がこういう姿勢をとる人が多いです。

Type B:膝がけっこう前にでてて、腰椎のカーブがストレートになる。頭は身体より前にずれて、猫背やストレートネックになりやすいです。膝の負担がおおきいです。この姿勢を筋力と柔軟性が落ちてきた女性に多くみられます。

Type C: 膝がかるく過伸展して思いっきり伸ばした感じがします。腰椎のカーブが深くなって、胸も頭も前にズレてます。膝が地面の衝撃を吸収しづらいため腰椎や肩こりがおこりやすい姿勢です。

ハイヒールであるくと

衝撃

フラットシューズで歩くとき、足の裏ローリングと背骨のS-カーブが車の懸架の機能をして、一歩一歩の衝撃を身体中に配します。

しかし、ハイヒールの影響で背骨の自然なカーブが変形して、足のアーチ部分が使いづらいため、ステップを踏むときの衝撃が膝や股関節、首にまで及んでしまいます。
足を地面に着くとき、強く、重くなると、足首、膝、腰の負担が大きくなってしまいます。

ハイヒールで歩くとき背骨のカーブがうまく衝撃を抑えられないため、膝、越、首の痛みがでやすくなります。

ハイヒールによる腰の痛み

ハイヒールによる姿勢の変形と歩くときの衝撃によって、大殿筋の上部がよわくなり、腸腰筋が短く、固くなってしまいます。

その影響で腰、背中と首回りの痛みやこりがおこりやすくなってしまいます。

背中の筋肉がつり、仙腸関節の痛み、ヘルニアや脊椎すべり、坐骨神経症が生じる場合もあります。

ハイヒールによる背中の痛み、ヘルニア、腰痛い坐骨神経痛

バランス

ハイヒールを履くとき、身体重心が前にズレて、対称的な姿勢を取りにくくなる。
バランスをキープするために、ふくらはぎ、骨盤、背中の筋肉が通常以上に働きます。
首回りの筋肉にも影響がでる方もいます。疲れ、肩こり、首のいたみ、頚椎のトラブルなどが発生しやすくなります。

ハイヒールの影響でバランスが崩れやすくなります。

捻挫

足を着くときの足首の角度をつくり、かかとのカーブを使って足をつきますが、ハイヒールでは両方が機能が低下します。
そのため足首を固めるためにバランスをとる筋肉もサポートするようになります。
足首周りの筋肉がだんだん弱くなってしまってますので、バランスがくずれるとき反応がおくれ身体を安定させらなくなります。
それで転びやすくなり、弱い足首が捻挫しやすくなります。

長年ハイヒールを履き続けると足首と膝回りの筋肉がよわくなって、捻挫がおこりやすくなります。

ハイヒールできれいにあるくために

なるべくいい姿勢をキープ

身体が頭の上からひもで引っ張れてることを想像してください。

顎が床と並行で、頭が背中の上に乗ってます。肩が後ろに引っ張られてる感じ。お腹に力がはいってます。
骨盤はニユートラルの位置にあります。膝が多少ゆるんでる状態がよいですが、曲がりすぎると膝の負担がおおきくなってしまうので、注意が必要です。

ハイヒールでセクシーにあるくには強いお腹のコアマッスルが必要です。
バランスを取るために、コアマッスルとおしりの筋肉で身体の軸のぶれをおさえて、安定した動きができます。

コアマッスルをつかって、きれいな姿勢であるのはハイヒールのきれいな歩き方の秘密です。

一歩が短い方が安定

フラットシューズとちがって、先が固いハイヒールの場合はかかとから足指へのローリングが出来ないため、長いステップを踏むとかかとから足指の付け根への重心移動が急になって、歩く衝撃がつよくなってます。
ヒールの高い靴で歩くとき、膝の曲げ伸ばしはフラットシューズと同じぐらいで、ゆっくり、短いステップを踏んだ方が身体のバランスをキープするのは楽で、足と膝の負担もかるくなります。

からだの安定のため、ハイヒールであるくとき短いステップがおすすめです。

かかとから足を地面に着ける

フラットシューズと同じ、ハイヒールで歩くときも、かかとから足を地面につけて、足のうらの外側を通して、親指から身体を前にうごかします。
そうすると自然できれいな歩き方ができます。
ただし、滑りやす表面の上に歩くときと超細いヒールの場合は注意が必要です。スピードを落として、軽い、短いステップを踏んだ方が身体が安定します。

ハイヒールで歩くときも、かかとから足を地面につけて、足のうらの外側を通して、親指から身体を前にうごかします。

狭い線の上歩く

ハイヒールのセクシーな歩き方のコツは線の上を歩くように足をなるべく足の前に着くことです。
足指があるく方向に向いてます。脚と脚の間、少しだけ隙間をキープするとよいです。

ハイヒールのセクシーな歩き方のコツは足を足の前に着くことです

階段

ハイヒールで階段を登る・降りるときはゆっくり、手すりにつかみながら歩いたほうが安全です。
階段を降りるとき:かかとと足指の付け根をステップにおきます。
階段を登るとき:足指の付け根だけに体重をのせます。

ハイヒールで階段を登る・降りるときはゆっくり、手すりにつかみながら歩いたほうが安全です

Posted in 姿勢の改善, 身体のメンテナンス.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *