ハイヒールの危ない話

ハイヒールの危ないお話 Part 1: ハイヒールによる足の痛み

整体師が語るハイヒールの危ないお話

女性にとっては ハイヒール を履くベネフィットがたくさんあります。
背を高く見せる。足をきれいに見せる。セクシーになる。自信を得る。

それを整体師の視点からみると、ハイヒールのアピールには危険がいっぱい。

ハイヒールを履く?履かない?

ハイヒールを履くと、身体の重心は足の指先の方にズレます。
指先は地面と接地における微調整に使われ、体重は主にかかとで受けます。
ですが、5cmのヒールを履くと体重の57%が指先にかかります、
8cmのヒールを履くと体重76%を足指で支えることになります。

毎日高いヒールを履くとこの体重の影響で足の関節の痛み、足指の骨折、足のカタチの変形など、様々なトラブルが起こりやすくなってしまいます。

ハイヒールの悪影響

ハイヒールを長く履くと

もちろん、個人差がありますが、こういう悩みが一般的です。

1年目
あしの疲れ

3-5年目
指の付け根や土踏まずのいたみ
足指の変形(外反母趾、ハンマーつま先)

5年目~
足の神経腫
アキレス腱炎
足首と膝の関節炎
ふくらはぎのむくみと静脈瘤
腰痛と首の痛み など

足の痛み

足指の関節周囲炎

足指の関節周囲炎は一般的に起こる場所は足指の付け根です。特に体重がかかってきやすい二番目の指におきやすいです。

症状としては、歩くとき足指の付け根に痛みがでます、小さい石が靴のなかにあるような感じです。
また、足もむくみやすく、はだしで歩くときでも痛みがでます。

ほっとくと関節周囲の靭帯が弱くなってしまい、足指の脱臼につながることもあります。

足指の関節周囲炎

神経腫

足指先どうしが横から圧迫されたことにより生じますが、先の細いハイヒールでも起こります。骨の間にある神経もつぶされてる。足先を両側から押すことで痛みが、得に3番目と4番目の指のあいだでるようであれば、注意が必要です。

神経腫

足底筋膜炎

足裏のアーチを維持するために弓の弦のようにピンと張って支えているのが足底筋膜です。
アーチがつぶれるように引っ張られて負担がかかりすぎると古いゴム管のように細かいひび状のものが発生して、炎症が起こります。
長引くと、足底筋膜の付け根にあるかかとの骨に、とげのようなものが出来て、痛みが増すこともあります。

また、ハイヒールは地面に足をつくときに、かかとの動きに対してのサポートが少ないのでより多くの筋力が必要となるます。不自然な位置にある足底筋膜が使いすぎて、歩くときの刺激にだんだん耐えられなくなります。それがながく続くとかかとが痛くなる場合もあります。

足底筋膜炎

アキレス腱炎

ハイヒールを長くはき続けるとアキレスけんとそれを支える筋肉が短い状態で固くなりがちです。
縮んだアキレスけんと筋肉は太く短くなりアキレスけんを覆う腱の膜と摩擦が生じて炎症になります。

アキレス腱炎

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